技術紹介 Possessed technique

地盤切削JES工法   Ground Cutting JES method

  • 地盤切削JES工法   Ground Cutting JES method
  • 地盤切削JES工法   Ground Cutting JES method

地盤切削JES工法(Ground Cutting JES method)は、HEP&JES工法をベースに、エレメント掘進における地盤変状の抑制により、更なる安全性向上と工期短縮を目的として開発された非開削立体交差構築工法です。

工法概要

地盤切削JES工法では、刃口前方に装備した地盤切削ワイヤーにより、地盤を切削しながらエレメントを掘進します。礫などの支障物もワイヤーで切削されるため、刃口が支障物を押し上げて発生する隆起や支障物を取り込むことによる沈下の抑制が可能です。
また、前方に突き出たルーフにより切羽面が安定することから、路面や軌道への影響が極めて少なく、上床版の掘進中でも上部交通の安全が確保できます。

特長

地盤への影響

地盤や支障物を切削しながらエレメントを掘進するため、地盤の隆起や沈下がほとんど発生しません。また、刃口ルーフを前方へ伸ばすことにより、エレメント掘進時の切羽の崩壊を防ぎます。

工期短縮・コストダウン

エレメント幅を従来工法より拡幅することで、エレメント掘進本数と継手箇所を減らし、工期短縮・コストダウンを実現します。

安全性・施工性

  • 刃口内の地盤切削ワイヤーは防護カバーで被われており、刃口内での作業を安全に行うことができます。
  • 切削ユニットはコンパクトに収納されており、排土設備の設置スペース、作業員の通路が確保されています。